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明治トンネル編

明治トンネル編

執筆者:ピフィア

恐怖度:

 

 

静岡市の西、宇津ノ谷の旧東海道方面を目指して登って行くと、明治トンネルへの道しるべが現れます。
道標通に進んで行くと、タイムスリップでもしてしまったのではないかと錯覚してしまうような風情ある町並みが突如現れました。
坂道に広がる町並みを眺めながら進んで行くと、長い階段が目の前に出現しました。
地元の人に聞くと、どうやらこの階段を上った先に明治トンネルはあるようです。

途中で道がY字に分かれている所に来ました。
どちらに行けば良いのか分からないので、ここは私の霊感を信じて、右に行く事にします。
「ビンゴ!! トンネルが見えて来ました。」
しかし、トンネルに近づいてみると、どうやらこのトンネルは明治トンネルではなく、大正トンネルのようです。
「私のカンって・・」
「δ(⌒〜⌒ι)とほほ...」

元来た道を戻り、Y字を今度は左に進むとトンネルが見えて来ました。
今度は間違えなく「明治トンネル」のようです。
明治トンネルは通称「オバケトンネル」と呼ばれ、このトンネル内では、「無数に手が伸びてきた」「行方不明者が出た」など様々な"噂”があるようです。

トンネルの中に入ると白熱灯とレンガ作りが明治の雰囲気を醸し出していて、なかなかよい感じです。
トンネルの中は山からの冷たい風が吹き込み、夏でも涼しく天然の冷房が気持ちよいです。

トンネルの中心付近まで来ましたが、今のところ嫌な雰囲気とかは全くありません。

私はトンネル内に設置された白熱灯の美しさに魅了さっれるばかりです。
このトンネルで本当に心霊現象が起こるのでしょうか?
少しばかりの疑問が私の脳裡を過ぎりました。

トンネルの出口付近まで来ました。
私は明治トンネルの美しさに魅了され、随分長い時間をトンネル内で過ごしてた様です。
一旦トンネルの外に出る事にしました。

藤枝方面からのトンネルのトンネル入り口は不気味さが漂っています。
辺りはもう暗く、トンネル周りに茂った木々はざわめいています。
私は「何か雰囲気変わってきたな!!」と思いつつ、再びトンネル内に進入する事にしました。

闇の訪れと共にトンネル内の雰囲気は一変し、レンガから滲み出した水はレンガの赤と混じって褐色に染まり、血が流れ出しているような錯覚に陥ります。

少し前まで、あれほど私を魅了した白熱灯も闇に浮かぶ人魂のようで不気味です。
何となく嫌な感じなので帰りは急いでトンネル内から出る事にします。

帰途を急ぎながらトンネル内を進んでいると前方に人影らしき姿を発見しました。
私は「ギョッ」っとなりましたが、どうやらトンネル内に出来た染みのようです。
近づいてみると、その染みは今にも壁から出て来そうなくらいリアルです。
「行きには、こんな染みなかったよーな・・・」
この染みはなぜか闇の訪れと共に突如現れたようです。
その染みの視線は私に向けられ、まるで何かを訴えかけているかのようです。
明治の文明開化によりカンテラによる角灯を点じ照らす当時では珍しい華やかな照明付きトンネルが完成した。
しかし、その裏側ではタガネによる手掘と測量技術の未熟さの為、工事は難航したと伝えられています。
このトンネルに浮き出た染みは、トンネル工事の際事故で亡くなられた人が、何かを訴えたくて現れたのでしょうか?
このトンネルは、そんな文明開化の光と陰の部分を映し出しているのかもしれません。

----以上----


 

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